Aさん、ありがとう

先日、トリエステで働く利用者のAさんが亡くなりました。

A さんは、オープン当初から来てくれた一人で、最初は無口な人なのかなと思っていたら、とても明るくてムードメーカー的な存在でした。調子が悪いとき、出勤するなり椅子に座り、そのまま寝てしまったりすることもありましたが、そんな状態のときでも自分にできること精一杯をしてくれていました。

また調子がいいときは、私がパンを焼く天板を洗っていると、「洗いましょうか~?」と声をかけてくれて、じゃあ、これ全部お願いしますね!というと、「ふぁ、ふぁ、ふぁ(笑い声)そんなにぃ…」といいながらも最後まで洗ってくれていました。お客さんが多いときは、「時間延長しましょうか?」と気にとめてくれる働き者でした。

数ヵ月前に体調を崩してしばらくトリエステを休んでいたときに声をかけると

「またトリエステで働けるように頑張ります!」

と、その言葉通り復帰してくれました。
でも最近では頭痛などを訴えていて、調子はよくありませんでした。

亡くなった後に聞いた話ですが、他の利用者さんにいつかは〇〇で働きたいんだと言っていたそうです。そのようなことは聞いたことがなかったので、Aさんが目標を持っていたのだと初めて知りました。トリエステは、その大きな目標に向かうための小さな目標だったのかなぁと思いました。

「天板洗いましょうか?」とひょっこり顔を出してくれそうな気がして、まだ受けいれられないのですが、他の利用者の方にとっても目標とする場所でありたいと思いながら、今日も頑張ろうと思います。

Aさん、今までありがとうございました。
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by caffe-trieste | 2014-06-06 07:57